《最新情報》

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お父さんが牛になる話。ささめやゆきさんの絵が良すぎる。

『お父さん、牛になる』おかげさまで重版かかりました!
執筆、出演依頼等は随時受付中。メールフォームからどうぞ。


2011年05月28日

6月1日のPoe-Triに出演します

どうも晴居です。

さて告知です。6月1日(水)のPoe-Tri3周年記念イベントに、キャストで出演します。

通常、Poe-Triは4人のキャストとオープンマイクによるイベントなのですが、今回は7名のキャストのみでガッツリお届けするという趣向になっております。出演者は僕のほかに、猫道さん、葛原りょうさん、川島むーさん、あしゅりんさん、鶴山欣也さん、大島健夫さんといった、バラエティ豊かな顔ぶれとなっております。

くわしくは主催の大島さんのこちらのブログで。

会場である「3-Tri-」の地図はこちら

料金は1500円+1ドリンク、開場は20時、開演は20時半から。僕の出番は最初です。キャストの持ち時間は各自15分ずつなのですが、僕が15分で1篇、長めの新作をやりたいと思っております。現在テキストの手直し中です。内容は「いかにも晴居彗星だ」という感じのものになるかと思います。ほかの出演者の方もみなさん実力派の方々ですので、僕も観るのが楽しみです。

ご来場、心よりお待ちしております!
posted by 晴居彗星 at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 宣伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月15日

詩『融解』

あたしは首を締める。自分の首を。自分の素手で。もちろん、自分の手で自分の首を締めて死んだ人なんて聞いたことないし、そんなことができるとも思っていない。だからこれはただのポーズだ。だけど本気の力をこめた。顔がむくんで破裂しそうなぐらい。

あたしは水を飲む。汚染された水道水を飲む。ただちに影響のない水道水を飲む。のどの渇きだけはただちにおさまった。小さく息を吐いたあと、あたしは次の行動を考える。しても構わないことはたくさんあったが、するべきことはなにひとつなかった。少なくとも、ただちにするべきことなどは。

あたしはみんなに幸福になってほしいと思う。それはずいぶん無理のある要求だともあたしは思う。けれど不幸にはなってほしくないなとは思う。幸福と不幸のあいだの、白から黒にかけてのグラデーションをあたしは想像する。そこに散らばる無数の小さな赤い点を想像する。まるで血痕のようだと感じて、すぐさまその安直さに辟易し、頭をかきむしる。

あたしは自分のことが嫌いではない。というか、嫌いになってはいけないような気がする。好きと嫌いのあいだにもグラデーションはあるが、それは幸福と不幸のグラデーションに比べると、曖昧な部分が少ないような気がする。けれど、少ないだけで、それはちゃんとある。そして、あたしが出会ってきた人、物、事象のたいていは、その小さなエリアに押しこめられている気がする。

あたしは服を脱ぐ。裸になって鏡の前に立つ。この行為は好きではない。これははっきりと言える。嫌いだ。だからこそそうしてみた。首まわりにかすかな指の痕が見えた。痣と言えるほどではない。痣になるほど力はこめられない。これはあっというまに消えてしまうだろう。肘には青い痣があった。これはしばらく残るだろう。なんのことはない、昨日の夜、棚にぶつけてしまっただけだ。脇腹には虫に刺された赤い点。かきむしったせいで、周囲も薄い赤が広がっている。これもしばらく残るだろう。

あたしはベランダから洗濯物を取りこむ。もちろん、服は着ている。

あたしはときどき、自分がなにかとんでもない間違いを犯しているのではないかという観念にとらわれることがある。それがいったいなんなのか、具体的にはわからない。気のせいかもしれないし、もはや取り返しのつかないほど重大なものだったかもしれない。人生において本当の意味で取り返しのつかないことがあるのかどうかわからない。けれど、これまでの経験を振り返ってみると、それはあると結論づけざるを得ない。少なくとも、人生が一回のみで、時間が戻ることがない以上。

あたしはコーヒーを飲む。かつてはミルで豆からを挽いていたが、最近はもっぱらインスタントのものをお湯で溶かすだけだ。砂糖もミルクも入れず、カップに入れたそれをあたしはのどに流しこむ。けれど落ち着きはただちに取り戻せない。良い豆とインスタントの味の違いもわからない舌で、口の中をぐるりと触った。気になる虫歯。

あたしは昨日の夢を思い出す。宇宙から地球を眺めている夢だ。あたしは小さな星の上に座り、遠くの地球をぼんやり見ている。そこは月ではなく、月よりもほんの少し遠い位置にある。奇妙なことに、夢の中のあたしは、今まさに目に映っている地球のどこかに自分がいることを確信しながら星の上に佇んでいる。本物のあたしが、本物のあたしを地球に捜している。そして、これも奇妙なことだが、夢から醒めたあとも、あれは夢ではなく本当の出来事なのだと、これは心の片隅でだが、やはり確信している。夢の中で、あたしは少し、息が苦しかった。

あたしは窓の外の空を見る。まだ夕方ではない。特にこれといって特徴のない、適当に雲が散らばる青空。グラデーションもない単色。ガラスの薄い汚れを少し気にしながら、脇腹を掻いた。

あたしはシャワーを浴びる。もちろん、服は脱いでいる。頭からかぶった熱いお湯が、髪を伝って頬や肩や胸に流れ落ちるのを感じる。シャワーから直接降り注ぐお湯と、髪を経由して滴るお湯は、種類が違うもののように思える。あたしは足の爪を見下ろしながら、指先で首の脈を触る。その瞬間、自分がものすごく間違っているという気持ちと、自分がものすごく正しいという気持ちが、くっきりとした球体の形を持って胸の奥の暗い空間に存在し、音を立ててぶつかり合っている光景が脳裏によぎった。ぶつかるたびに火花が生じ、それは赤い点になって体中に散らばっていった。あたしはシャワーを浴びながら、数時間前に取りこんだ、浴室の外に用意してある寝間着のことを思った。それを着てベッドに入れば、またあの夢を見るのだろうと確信した。あたしは奥歯を噛み締め、息を止めた。もちろん、自分で自分の息を止めて死んだ人なんて聞いたことないし、そんなことができるとも思っていない。というか、別に死にたいなんて思っていない。あたしは自分を幸福とも不幸とも思っていないし、好きとも嫌いとも思っていない。そんなことを考えなくても、ただ時間に沿って次の行動に移ることを継続してさえいけば、存在は可能なのだと思う。そうやって時間と共に流れていくごとに、あたしはなにかから遠ざかっていくような気もするけれど、それは気のせいだと思う。大きく息を吸いこむと、あたしの中の気管が、また勝手に呼吸を再開した。そして。

あたしはゆっくりと溶けていく。爪先から、膝頭から、肘から、指先から、あごから、つむじから、ゆっくりとお湯に流され、溶けていく。ただちにではなく、ゆっくりと時間をかけて溶けていく。溶けたあたしは乳白色で、けれど大量のお湯に混じってすぐに透明に変わって一緒に流れ落ちていく。あたしはうつむいたまま、排水口に吸いこまれていくあたしをぼんやり見ている。本物のあたしが、本物のあたしを眺めている。夢だとは別に思わない。夢かもしれないとは思う。夢でなくてもいいと思う。排水口へと自分が消えていくことを、取り返しのつかないことだとは感じない。あたしは気がつくと笑みを浮かべていて、幼い頃によく歌った童謡を口ずさんでいる。シャワーの水音は意識から消え、自分の歌うその童謡だけが頭の中に残っていく。あたしの体はゆっくりと溶けていく。ゆっくりと溶け続けていく。そして一回り二回りと小さくなりながら、あたしは全然、息が苦しくない。
posted by 晴居彗星 at 22:04| Comment(4) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月11日

近況とか

またまたお久しぶりの更新でございます。

最近の動向としましては、とりあえず4月29日(金・祝)に開催されたRound Poetry Partyにしずくろんで出演しまして、30分のステージを行いました。第2回公演、第3回公演で発表した演目を幾つかセレクトして、ゆるゆるやらせて頂きました。「パンダ」を題材にした群読で、うっかり一ヶ所、言い間違いをしてしまったのが悔しいところですが、なんとか、面白いものにできたかと。

6月中旬には、しずくろん名義ではありませんが、またもこもこさんとふたりで、岡山県は津山高専の1年生の方々を対象にした課外授業として、朗読ライブを行う予定です。この企画は08年に僕個人としてのライブとしてオファーを頂いてから、もう今年で4年目になります。楽しいステージにできるように頑張りたいと思います。

その遠征の少し前、6月1日(水)には、大島健夫さん主催の朗読イベント「Poe-Tri」の3周年記念企画である、オープンマイク無しのゲストのみで行うライブがありまして、そこに僕も出演することになりました。錚々たる演者が集まりますので、なんとか喰われないような朗読をしたいなと思っております。
posted by 晴居彗星 at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月11日

詩『天秤の問題』

すべては天秤の問題だった

「あなたとがいい」

僕はそれだけを聞きたかった
その一言だけで僕は
設計図を書き換えるペンを握れたかもしれない
もちろん あのときという瞬間は
もう あのときになってしまったけれど

選択が正しかったのかどうか
夜が来るたび揺れた

すべては天秤の問題だった

僕は僕の都合を考えていた
君は君の都合を考えていた
どちらかがどちらかの皿に乗ってはいけなかった
少なくとも諦めを持って乗ってはいけなかった
歓びを持って偏るか
そうでなければすべては釣り合わなければならなかった
或いは真ん中の柱に歩み寄る勇気を
僕と君は 持っていただろうか
反対側から歩いて来る相手の首の上に
僕は君の顔を見ていただろうか
君は僕の顔を見ていただろうか

「今が一番いいときだね」

あまりにも楽しすぎた時間の中で
あまりにも真実を突いた君の言葉を思い出す

すべては天秤の問題だった

思い出の重みに対する天秤の反対側

汚れた靴
散らかった部屋
曖昧な言葉
保証のない将来

君は時間をかけて
ゆっくりと天秤を振り切らせていたか

共に歩いた道
ぬくもりの部屋
安らいだ言葉
思い描いた未来

それらを軽々と吹き飛ばせる錘を
僕はアルコールの海から拾い上げている

一番いいのは
天秤を棄ててしまうことだ
もう少し あと少し
僕はその苦悩の狭間で揺れている
時間の波の揺れに 身を任せるだけだ
流れのままにいれば 自然に手から離れるだろうが

それにしても

君は気づいていただろうか
あの日
僕が新しい靴を履いていたことに
posted by 晴居彗星 at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月24日

新しい企画を始めました

このたび、新しい企画を始めました。
自作朗読と自作イラストと自作音楽を組み合わせた映像作品となっております。
YouTubeで公開しています。

『夢を作る星』


『僕の中の薔薇』


前々からこういうスタイルでのオリジナル作品をやりたいと考えていました。僕はこどもの頃『おはなしのくに』や『まんが日本むかしばなし』のような番組が好きで、ああいうふうに、読みがたりを映像と組み合わせて何かやりたいという気持ちがずっとありました。で、少し前から、ようやくエンジンがかかってきたといいますか。

この企画は、基本的には自分の作業の合間を縫って、ある種「息抜き」のようなスタンスで、気楽に継続していきたいと考えています(とはいえ、今回は初回ということで、妙に力が入ったり、効率のいいやり方がよくわからなかったりと、ちょっと時間がかかってしまったのですが)。

スタンスとしては、特に大きな縛りは設けずに、思いついた作品をスルッとやろうかなと。物語性の強いものもあれば、シュールな言語遊戯的なものもアリかもしれない。今回はどちらも比較的長めの作品で、イラストを背景にしましたが、例えば写真や実写映像を背景にしてもいいだろうし、或いは、完全に朗読(音声)だけのものや、かなり短い作品があってもいいかもしれません。バックトラックに合わせた音楽寄りのリーディングもいいかもしれない。とにかく、いろんなスタイルを交えつつ気楽にやりたいと考えています。そもそも僕はマンガ家志望だったり、自主映画を撮っていたりしたので、そういう意味でこれは「やりたいことを全部出来る媒体」といえるかもしれません。ゆるゆる活用していきたいと思います。

最後に。『夢を作る星』公開をしようとした直前に、あの震災がありました。あれから二週間経ちましたが、まだまだ被災で苦しんできる人がたくさんいるという事実があります。
正直、まだまだ先の見えない今の時期に、こういうナンセンスな作品を考えたり、制作したりするのは、どこか心苦しくもあり、躊躇もないわけではありませんでした。しかしながら、過度な自粛をずっと続けてしまうのも違うと感じます。支援と作品づくり、どちらも出来ることを誠実にやっていくのが大切だと思います。とにかく、時間は前にしか進みません。僕たちはその時間に寄り添って、あらゆることを思いながら、これからも自分の人生を進んでいかなければならないと考えます。

僕は今、それ以上の言葉を持ちません。そんな自分を、僕は恥じます。だからこそ、精進したいと思います。作品を作り続けたいと思います。誰かのためにとか、それで何かを救えるとか、そういうことを考えてではありません。ただ、作りたいから作るのです。面白いと思えるものが作りたいのです。それを人にも面白がってもらいたいのです。そしてそういうことを目指して活動できること自体が、本当に恵まれたことなのだと気付かされました。

最近は特に、そういうことをよく考える日々です。
付言は以上です。ともかく、今後もこの企画はゆるゆるやっていきますので、よろしくお願いします。どうぞ楽しんでいただけたなら幸いです。
posted by 晴居彗星 at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 映像作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月22日

あの一夜を経て

久しぶりにブログを書くまでのあいだに、あの震災がありました。亡くなられた方々のご冥福と共に、被災した皆様が一刻も早く平穏な日常を取り戻すことが出来るよう、心からお祈りします。

僕は東京におりまして、大きな被害を受けることはなく、一時的な交通麻痺などからも実害は被らなかったのですが、これを幸運と言っていいものかどうか、素直に喜べないところであります。何しろ報道を見れば連日のように震災の様子が流れており、その甚大な被害は、誤解を恐れず言えばあまりにもフィクショナルな映像であったわけですが、避難所から苦しみを訴える方々の声には痛々しいほどのリアルがあり、いろいろと考えさせられました。

創作活動をしている人間の端くれとして、何か被災地の方のために出来ることはとあれこれ考えたりもしましたが、とにかく、今、被害を被らなかった我々に出来ることは、粛々と募金等で「まず現段階で必要な一次的支援」をすること、そして粛々と今まで通りの日常に生活を戻し、そのトーンを維持していくことだと思いました。震災の報道を注視しつつ、ナンセンスなテキストやネタなどを創るのは、これはこれでなかなかしんどいことなわけですが、しかし、そういう活動を今まで通り出来ているという、恵まれた立場を大切にしたいと思います。

現在、粛々と、新しい企画の作品を制作中です。とにかく、僕に出来ることは、今までと同じ、自分が面白いと思ったものを作品として出力していくこと。何かのためにというわけではない、表現したいものを表現していくのです。もちろん、そうして出来たものを、いつか余裕を持てた被災地の方々にも面白がっていただけたなら、それほどうれしいことはありませんが。
posted by 晴居彗星 at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月05日

しずくろん動画をYouTubeで

しずくろん第3回公演『しずくろんの純情』から1週間経ちました、晴居彗星です。
ちなみに、先日久しぶりにアップした作品『モノリスからの手紙』は、その公演の冒頭に読んだものです。時事ネタとしてはもう若干、古いですが(笑)。

とにもかくにも、今回も1日全2ステージのささやかな舞台とは言え、両公演ともほぼ満席のお客さんにご来場いただきまして、まことにありがとうございました。手前味噌ではございますが、オープンマイクなしの純粋な朗読公演(いや、まあ、内容は演劇的なものがあったりとかするんですけど)であれだけご来場頂けるとは、本当にしずくろんは幸せなユニットだと思います。毎回毎回「今回はお客さん来ないんじゃないか?」と普通に心配になるわけですが、本番でお客さんからのレスポンスを受けるたびに、このユニットを立ち上げて良かったと思っています。

そもそもは「もっとこういう朗読公演があってもいいんじゃないの?」「自分が面白いと思うことをそのままやりたい」「自分の読む場所は自分で作る!」といった気持ちから、09年からこのユニットの活動を実にゆっくりと初めているわけですが、やればやるほど、その面白さと難しさを感じています。今回も、ささやかな手応えと、次回への反省点を確かに感じ取りました。まだまだ面白いことはやれると思っています。

さて、第1回公演のときから「YouTubeに動画上げたら?」といった声をいただいております。どうも、観に来てくれた人がまわりにしずくろんを紹介するときに「いわゆる朗読会とは違う」ということを説明するのが難しいようです。確かに、実際に観ないと、しずくろんの「しずくろんっぽさ」みたいなものはわかりづらい。とはいえ、足を運ぶきっかけが無いと、そもそも公演にも行きづらいだろうなとは思います。

というわけで、記録撮影は毎回しているので、作品をYouTubeに上げたいと思います。もちろん、基本的には公演は実際に会場に足を運んでくださったお客さんのものなので、全編をアップロードしたりはしませんが、紹介がてらに、幾つかは。

現時点で2つ上げてまーす。

『おっぱい』(しずくろん第3回公演より)


『どうも』(しずくろん第1回公演より)


記録用動画なので、アングルの悪さはご容赦下さい。
ちなみに『おっぱい』のテキストはこちらに全文掲載しております。この動画では見えづらい、晴居のめくっている紙のアルファベットも、このテキストだとわかりやすいと思います。

『おっぱい』はいわゆる「群読」というやつで、複数でひとつの作品を読むものです。『どうも』は観ておわかりのように、「どうも」という言葉だけを使うというコントです(ところどころで僕が「あっ」とか言っちゃってるのは、えーっと、すいません)。

今後も粛々と動画を上げていくので、その際にはまたこのようにブログでも紹介します。
posted by 晴居彗星 at 23:23| Comment(1) | TrackBack(0) | 宣伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月04日

詩『モノリスの手紙』

はじめまして、こんにちは。
今のみなさんには、おそらく、この手紙を読むことができないと思いますし、
そもそも「手紙」という概念すら無いと思いますが、
きっと、頭のよくなったみなさんの子孫が解読する日が来るであろうことを信じて、
すこしばかり、メッセージを残したいと思います。

今日はみなさんに、ささやかですが、プレゼントを差し上げたいと思います。
この手紙の文字が彫られている、みなさんの目の前にある物体がそれです。
突然、空から巨大な物体が落ちてきて、さぞかし驚かれたことと思います。
このプレゼントは、モノリスといいます。
一見すると、ただの黒くて巨大な板のように見えるかもしれませんが、
これは生物の、知的生命としての進化を促す装置です。
これにさわったみなさんは、みるみるうちに頭が良くなり、
火を扱ったり、道具を扱ったり、いわゆる文明を築く知性が目覚めるはずです。
言ってみればこれは、まだこれから大きくなる段階の、
われわれにとっては幼稚園児のようなみなさんに贈る、
形は違えど、ランドセルのようなものです。

実は、わたしがこうしてモノリスをお送りしようと思ったのは、
昨年の暮に、わたしの星の人間が、
みなさんの星へモノリスを寄付したというニュースを聞き、触発されたからなのです。
おそらく、今、世界のいたるところへ、わたくしと同じような人間が、
たくさんのモノリスを、みなさんの同種族の元へ、おくっていることと思います。
したがって、世界中にいるみなさんの仲間には、同時多発的に知性が芽生え、
ひいてはみなさんの星全体の文明の発展にも、つながることと思います。

われわれがこのような寄附行為に及んだのには、理由があります。
現在、われわれの星は、終末の時を迎えているのです。
手前味噌で恐縮ですが、われわれの星は限りなく高度に発達した文明を築きました。
しかし、その発展と引換に、幾度も繰り返された戦争や環境破壊などで、
気づけばわれわれの星は、荒廃の一歩手前まで来てしまいました。
つい先日、われわれの星を統治するマザーコンピュータが、
星の滅亡までの、決して長くない時間を予測計算し、カウントダウンを始めたところです。
自らの責任である以上、この星の人間たちにはもう、覚悟は出来ております。
しかし、せっかく築いた文明を無駄にしなくないという思いも、またあります。
そこでわれわれは、自分たちの文明を、まだこれから発展するであろう、
未来あるみなさんの星のために使おうと思いました。

このプレゼントがみなさんの元へ届くときには、もう、われわれは滅びているでしょう。
地球のみなさん。どうか、われわれのぶんまで、発展してください。
そして、どうか、われわれと同じ轍を踏まないことをお祈りします。
知性による発展を、正しくお使いいただきますよう、切に願っております。
このモノリスに詰め込んだ知性は、非常に少ないものですが、
みなさんとみなさんの子孫が、夢と希望をつかむ一助になればうれしいです。
子孫は星の宝です。
ぜひ、星を滅ぼすことなく、豊かな文明を築いてください。

タイガーマスク星より愛をこめて
二万光年を隔て直人より

posted by 晴居彗星 at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月25日

明日はしずくろん!

いよいよ明日、しずくろん第3回公演『しずくろんの純情』本番です!

僕、もこもこさん、広瀬犬山猫さんによる、ソロあり、群読あり、言葉遊びあり、演劇的なものありと、バラエティ豊かな作品群を取り揃えております。

なお、予約に関してですが、とりあえずしずくろんメールへの予約は、明日の朝8時ぐらいまでなら確認できるので、受付が可能です。折り返しの返信が来れば、予約が通ったとお考えください。
僕のTwitterアカウントへのリプライやダイレクトメッセージでの予約は、正午ごろまでなら確認可能だと思われます。こちらもとにかく、こちらからの返信をもって、受付完了とさせていただきます。ご了承下さい。

どこにもない朗読がそこにある。是非ご来場下さい!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

しずくろん第3回公演
『しずくろんの純情』

テキスト・朗読:晴居彗星、もこもこ、広瀬犬山猫

朗読系ユニットしずくろん、うれし恥ずかし第3回目の本公演!
今回は、いつもの晴居彗星・もこもこに加え、昨年の詩のボクシング全国大会・団体戦にて「しずくろんと犬」として共演した広瀬犬山猫さんをお迎えし、さらにユニークな言葉の放射を目指します!
「朗読会って、なにそれおいしいの?」──そんな人にこそ観に来てほしい、新感覚朗読公演。
みなさまお誘い合わせの上、どうぞお気楽に、ふらりとご来場下さい。

《公演日程》
2011年2月26日(土)13:30〜/18:30〜(計2公演)

※受付・開場は、開演時間の30分前です。
※両公演ともに、公演終了後、20〜30分程度のポストパフォーマンストークを予定しています。

《会場》
RAFT
〒164-0001 東京都中野区中野1-4-4 1F

◎JR線・大江戸線 「東中野駅」下車西口・徒歩13分
◎丸の内線・大江戸線 「中野坂上駅」下車A2出口・徒歩10分
◎JR線「中野駅」からバスの場合
 南口下車、京王バス(2番のり場)渋谷駅行き(渋64)
 「中野一丁目」にて下車(バス乗車時間約5分)
◎JR線「新宿駅」からバスの場合
 西口出口、京王バスターミナル(15番のり場)野方行き
 「中野一丁目」にて下車(バス乗車時間約15分)徒歩スグ

・東中野駅から約1.0km・中野坂上駅から約0.8km

地図(クリックで拡大)
raftmap.jpg
Googleマップはこちら

※隣接駐車場はございませんのでご注意ください。

《料金》
予約:1200円/当日:1500円

※日時指定・全席自由
※ご予約のお客様は、当日受付にて、開演5分前までにいらしてください。お時間が過ぎますと、ご予約が無効となる場合がございます。

◎リピーター割引導入!
昼の公演チケットの半券をご提示頂ければ、夜の公演を500円で鑑賞できます!

《ご予約方法》
以下のメールアドレスからご予約下さい。

shizumailaddress.jpg

また、このブログのメールフォーム、晴居彗星のブログのメールフォーム、及び晴居彗星のTwitterへのダイレクトメッセージ等でもご予約可能です。

いずれの場合も、件名を『チケット予約』とし、本文に【ご予約のお名前・ふりがな・希望日時・人数】をご記入の上、お送りください。こちらからの確認の返信をもって、予約の完了とさせていただきます。

※ お客様のメールアドレスが間違っていると、予約の確認や公演の予定変更などのご連絡が取れなくなってしまいますので、誤記入にはくれぐれもご注意ください(特にメールフォームからのご予約の場合は、メールアドレスのタイプミスがあっても送信されてしまうので、充分にご確認下さい)。数日経っても予約確認のメールが帰ってこない場合は、正常にメールが届いていない可能性がありますので、お手数ですが確認のメールをお送り下さい。
posted by 晴居彗星 at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 宣伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月20日

土曜はしずくろん公演!

さて、千葉詩亭への出演も終わり、今週の土曜日には、いよいよしずくろん第3回公演が迫ってまいりました!

とりあえず、先日ダダ漏れ放送したUst会議の模様です。
すいません、分割もせずにいっぺんにやっちゃったので思いかもしれませんが、ぽちぽち飛ばしながら御覧ください。



面白い公演にしますので、皆様、よろしくお願いします!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

しずくろん第3回公演
『しずくろんの純情』

テキスト・朗読:晴居彗星、もこもこ、広瀬犬山猫

朗読系ユニットしずくろん、うれし恥ずかし第3回目の本公演!
今回は、いつもの晴居彗星・もこもこに加え、昨年の詩のボクシング全国大会・団体戦にて「しずくろんと犬」として共演した広瀬犬山猫さんをお迎えし、さらにユニークな言葉の放射を目指します!
「朗読会って、なにそれおいしいの?」──そんな人にこそ観に来てほしい、スーパーフリースタイルな新感覚朗読(とかコントとか言葉遊びとかetc)公演がここにある。
みなさまお誘い合わせの上、どうぞゆめゆめお気楽に、ふらりとご来場下さい。

《公演日程》
2011年2月26日(土)13:30〜/18:30〜(計2公演)

※受付・開場は、開演時間の30分前です。
※両公演ともに、公演終了後、20〜30分程度のポストパフォーマンストークを予定しています。

《会場》
RAFT
〒164-0001 東京都中野区中野1-4-4 1F

◎JR線・大江戸線 「東中野駅」下車西口・徒歩13分
◎丸の内線・大江戸線 「中野坂上駅」下車A2出口・徒歩10分
◎JR線「中野駅」からバスの場合
 南口下車、京王バス(2番のり場)渋谷駅行き(渋64)
 「中野一丁目」にて下車(バス乗車時間約5分)
◎JR線「新宿駅」からバスの場合
 西口出口、京王バスターミナル(15番のり場)野方行き
 「中野一丁目」にて下車(バス乗車時間約15分)徒歩スグ

・東中野駅から約1.0km・中野坂上駅から約0.8km

地図(クリックで拡大)
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※隣接駐車場はございませんのでご注意ください。

《料金》
予約:1200円/当日:1500円

※日時指定・全席自由
※ご予約のお客様は、当日受付にて、開演5分前までにいらしてください。お時間が過ぎますと、ご予約が無効となる場合がございます。

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